萩焼は朝鮮陶器の影響を色濃く残しているのが特徴です。ごくまれに鉄絵を施してあるものも見られますが、ほとんどは無地か白化粧あるいはヘラ目・削り目によ…
続きを読む
牡丹餅(ぼたもち)とは、備前焼のひとつで、器の平らな部分に施された丸い模様が、牡丹餅のように見える装飾技法です。現在では、この技法を表現方法の一つ…
トルコブルーとは銅を発色に利用した釉薬のことで、中近東では盛んに用いられてきた伝統的な色合いです。銅が鮮やかなブルーに発色するのが特徴で、この釉薬…
染付は磁器の素焼きの生地に呉須で藍色の文様を描く絵付です。中国では青花と呼ばれ元末期に景徳鎮で完成されたといわれ、日本では江戸初期に肥前・有田で始…
イッチンは濃い目の化粧土などを細い口金を使って絞りだすように盛り上げ、生乾きの素地に装飾する技法です。もともとは染め物の技法でしたが、江戸時代から…
象嵌とは、金属工芸などにも多く見られる表現方法です。陶芸の技法での「象嵌」は、釉の象嵌や化粧土を使った象嵌など、いくつかの種類があります。今回は素…
これまで紹介した土象嵌、呉須象嵌、釉象嵌より手間がかからないで色彩豊かな文様を施すことができます。花文や葉文などの重なりのあるデザインが作りやすい…
モカウエアとは、タバコの葉の水溶液や酸性の液体を使って、作品の表面にシダやサンゴのような模様を作る技法で、19世紀のイギリスの実用品に多く見られる装…
練り込みはタタラ作りが主な技法になりますが、今回はロクロを使用した練り込みの紹介です。ロクロを使用した練り込みは、基本的に螺旋状模様になります。色…
伊羅保は16世紀頃朝鮮半島の慶尚南道付近で生産されたと言われている茶碗です。砂気の多い粗土で成形し、木灰釉を薄く施してあるため、表面がいらいら(ザラ…
風船作りとは、袋状に挽いた口元を閉じて、空気を閉じ込めて成形する技法です。挽いた形状をヘラで変形させたり、カットの方法により、多様な形(蓋もの、俵…
扁壷とは銅鑼状の扁平な形をした壷のです。もとは携行用の酒壷で、その両肩に紐を通すための耳を付けたりします。この扁壷の形は中国の元から明の時代の初期…